新設:2015-10-31
更新:2022-11-13
三浦按針を憶う漢詩 (2首)
三浦按針夫妻の供養塔(按針塚)がある塚山(公園)の麓 ”按針のまち” に住む綿岡煌雲様が 「按針を憶う漢詩(古詩)」2首を 平成27年(2015)に作詩して下さいました
七言古詩「三浦按針」は まさに 波瀾万丈 九死に一生の末に 徳川家康と邂逅(出会い)により生まれた 按針の数奇な半生を漢詩としたもの
五言古詩「按針を憶う」は 徳川家康に仕えた末 母国・イギリスに帰国すること叶わず 日本で生涯を終えた 三浦按針の胸中を推し量りつつ漢詩としたもの
三浦按針 綿岡煌雲
波瀾万丈 海難 より起こる
九死に 一生なるも 辛酸を呑む
幕政に参与す 碧眼の士
東方に 青山あり 人生完す
三浦按針 綿岡煌雲
波 瀾 万 丈 起 海 難
一 生 九 死 呑 辛 酸
参 与 幕 政 碧 眼 士
青 山 東 方 人 生 完
七言古詩(上平声十四寒韻)
按針を憶う 綿岡煌雲
按針の 墳墓を過ぐ
妻と 眠る 異邦の岡
花は咲き 鳥禽は唱う
風よ 伝えよ 父母の郷へ
憶按針 綿岡煌雲
按 針 過 墳 墓
眠 妻 異 邦 岡
花 咲 鳥 禽 唱
風 伝 父 母 郷
五言古詩(下平声七陽韻)